2人の女王の生い立ちや関係性、その周囲に渦巻く政治や思惑、ドロドロの人間関係。
面白くないはずがない。
シアーシャローナンは安定の主人公感。
役柄にどハマりしてたと思う。
マーゴットロビーは難しい役どころを凄く上手に演じてたと思う。
美術やセットも凄く手が込んでて、当時の世界観が見事に表現されていた。
でも、少しの物足りなさを感じたのも事実。
この映画が結局何を語りたいのか、が少し曖昧で中途半端だったように思う。
もちろん色々汲み取れるものは多い作品ではあるが、歴史モノだからこそ、そこから浮かび上がるテーマの奥深さや鋭さを求めてしまう。