wantaro

ふたりの女王 メアリーとエリザベスのwantaroのレビュー・感想・評価

3.9
歴史に疎くて興味もないけど、シアーシャ主演なら飽きるはずないと鑑賞。
シアーシャは未来のメリル・ストリープだと信じてるっ。
女王と名のつく人でも、ひとりの若き女であり、威勢が良くても男を見る目は無かったり、それでも自分の血統への誇りのために踏ん張ってる感がすごく良かった。
マーゴット・ロビーの迫力もまた見もの。
2人とも似合う色が違うからその対比もいい。髪型とかドレスが凝ってた。
メアリーの選んだアホ男が、イケメンなんだけど時々サイモン・ペッグに見えて仕方なかった。
16世紀の建物のシンプルさも、スコットランドの自然も美しくて目の保養!行きたくなる。

史実を語るというよりは、女と男の違いや、女(しかも2人)がトップに立っていることがテーマ。
女が王などできるものかー!みたいなやつは当然いるし、男の権力への欲も強く描かれている。
女が王で、血を流して(生理のシーンをあえて入れてあるのがいい」、子供を産んで…あれっ、なんでもできちゃう!
でもやっぱり女には、情や信頼や愛こそが大事なんだな、と、周りとの関わり方をみて実感した。
wantaro

wantaro