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ふたりの女王 メアリーとエリザベスのn43takenokoのレビュー・感想・評価

3.6
「エリザベス(1998)※」のVHS持ってたほど好きすぎた者として、姉妹映画のような気持ちで鑑賞。
ただ好み。

※2作目「エリザベス ゴールデンエイジ(2007)」は何も覚えてない(笑)

こっちではウォルシンガムが活躍しないで、あっちで早々隠居させられたセシルが現役。
あっちで殺されたメアリーは誰?と混乱して調べたら、このメアリーの母のほうのメアリーだったり...(笑)
ロバートはロバートのまま。

「エリザベス」のケイトブランシェットが大好きすぎたけど、マーゴットロビーも格好良くて感動した。

シアーシャローナンも当然の如く良かった。
赦しを乞うリッチオに「人の性(さが)は変えられない」とかける台詞にじーんときた。

女性としての喜びを謳歌するメアリーと交互に映し出すことで、自分は男として生きて国務を遂行するというエリザベスの信念が「エリザベス」より強いものとして伝わってきた。

2人が秘密の小屋対面するシーンはつられて泣いた。
処刑されるまでふたりがそれぞれ空を見上げる顔がシンクロされて、粉雪の中でエリザベスがむせび泣くシーンはつられて号泣。音楽も良い。
ジェームス1世につながるシーンでちょっと救われる。

血筋とか相続・権力争いは怖い怖い。終わると暗~い気持ちに打ちのめされて満足。解説の副音声もきいた!

スコットランドの何もない緑の山間の道を通ってみたい。
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