badhabit

岬の兄妹のbadhabitのネタバレレビュー・内容・結末

岬の兄妹(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像表現の技術とか作品そのものが面白くなかったとか、そういうわけではないけど二度と観たいと思わない。疲弊感がすごい映画。
ゴミを漁るシーンと深夜に目覚めた良夫がブロックを振り上げるシーンは思わず目を逸らしてしまった。
救いのない内容とは対照的に、窓から射し込む光や、空に舞うピンクチラシは美しかった。
夢の中で、足の障害もなく、「真理子の兄」でもない良夫は子供のようにはしゃぎ回る。足枷が外れたみたいに。
徘徊を防ぐために、本物の足枷を着けられた真理子。何処へも行けないふたり。
マックがこんなに不味そうに見えたのは初めてだった。
万引き家族やフロリダプロジェクトとは違う、無知と貧困の描き方。体力を消耗する映画だった。
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