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大いなる緑の谷のROYのレビュー・感想・評価

大いなる緑の谷(1967年製作の映画)
4.0
広大な草原を舞台に、伝統を重んじて生きる牛飼いが、近代化の時代の波に歩み寄ることができず、家族とともに苦悩する姿を描く。

■ABOUT
ソサナは、家族とともに「大いなる緑の谷」で、先祖から受け継いだ牛飼いを営み、牛とともに谷を転々としながら生活をしている。彼には谷の豊かな自然と、家族と、牛が人生のすべてであり、ほかの世界は想像できない。しかし妻のピリムゼは定住の生活を望んでいる。息子のイオタムは父を慕いながらも、両親の考えの違いを心配している。一方で、この地域では油田開発とともに新しい村の建設が進み、谷の自然環境も少しずつ変わり、現代文明はソサナの世界を脅かしてゆく。彼はこの変化に戸惑い、抗い、新しい時代は、谷の価値あるものを破壊することになると主張するが…。2017年に作品を修復、デジタル化し、12月のトビリシ国際映画祭で披露された。(「ジョージア[グルジア]映画祭」より抜粋)

■THOUGHTS
ロベール・ブレッソンやヤンチョー・ミクローシュの作品のように、革新的で、大胆で、独創的。

ネオレアリズモに影響を受けていると思われる

濃霧が印象的

ラストシーン好きだな

時代の波にのまれる男の受難系には弱いかもしれない。『ウエスタン』とか。

緑はなかった...
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