このレビューはネタバレを含みます
初見です。これを輪廻転生ロマンス復讐譚にカウントしたら怒られるだろうか…
復讐計画もギャングの命と純情も全てがもはや失うもののないクールな男の掌の上、という展開がたいへん良い！と思って見てたら…そういう映画だとは思ってなくてびっくりしましたね？？？
正直なところクールな顔でコメディをおりまぜながら遂行していく前半の復讐劇があまりにも好みど真ん中ということもあって面白すぎた分、後半は良く言えば大衆ウケする村ヒーローものになったことで驚きがあまりなくなってしまったのが少し物足りなかった。
(よくある前半と後半で別の映画になるタイプのフォーマットではあるのだけど)
ただ恋人を失った男と村のために殺された男(というよりその母と村)という２つの復讐劇が繋がっていく展開はなるほど、と楽しんだ。
私は復讐という目的を果たした復讐劇の登場人物はその物語が終わればあっさりと命を落としてしまうのでは、と思っているので復讐を果たし生きる理由がこれ以上なくなった青年に(選択肢のないヒーローとしての別の男の人生ではあるが)前向きな生きる理由ができたのは良かったのかなと思いました。
