さすが矢口史靖監督作品、明るく楽しく安心できる作品です。
催眠術師によって音楽を聞くと勝手に踊りだしてしまうようになった主人公静香は、術を解いてもらおうと催眠術師を追いかけます。
とにかく主役の三吉彩花がかわいい上にダンスも素晴らしく、相棒役のやしろ優との二人のダンスは観ているこちらも思わず体が動いてしまいます。
その他のキャラクターもそれぞれとても魅力的なのですが、個人的には催眠術師マーチン上田役の宝田明が好きですね。むかし一世を風靡した催眠術師でありながら現在は落ち目となって細々と営業をする身なのですが、最後に素晴らしい表情を見せてくれます。
また、ミュージカル映画をある意味パロった作品なので、流れる曲もノリノリです。中でも「この場でその曲をやるのか！」というのがあって大ウケしました（ネタバレになるのでどれかはご覧ください）。
今にも雨が降りそうな天気の下で観に行きましたが、心の中が気持ちよく晴れ渡るような作品でした。
2019.8.21
