Soseki

テル・ミー・ライズのSosekiのレビュー・感想・評価

テル・ミー・ライズ(1968年製作の映画)
4.5
「あの時代は政治が非常に分極化しており…必然的に右派か左派の視点を取っていないベトナムに関する映画があってはならなかったのです。」

このピーター・ブルックのコメントが象徴するように、左派の立場からシンプルにカッコよく反戦を訴えるだけの映画(セミドキュメンタリー)ではない。左右双方の立場を紹介し、またそれぞれの偽善をも指摘する。

これはどうすれば戦争を止められるのか、真剣に考えているということだと思う。結論は見出せないけれども。

まずは関心を持ち、対話することから。
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