ピッコロ

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのピッコロのレビュー・感想・評価

5.0
この世界に居場所は、そうそう無うなりゃせんよ。

観た回が、夜なのもあるけどお客さんが全然いなかった。
満席になるだろうなぁ~と思い、ネット予約して準備万端だったわけだけど、ちょっぴり寂しい気持ち。
まぁ、時間の長さは違うけど、一度公開した映画ではあるから、あんまり興味がないのかなぁ~。
それでも、上映終了後に、拍手が起こったのがなんだか嬉しくて。
予想外すぎて、拍手出来なかった自分。泣

おバカさんだから、通常版で、理解できなかった部分が今作を観ると良く分かるようになっている。補足説明と言うべきなのか?
なので、物語にもっと深く入り込めるような作り。
特に、リンさんとすずさんの関係が、かなり深く描かれていた。
なんでもかんでも説明するのに、絵を描くすずさん。
なんにもないキャンパスという道でも紙でも、鉛筆一本やら石ころがあれば、すずさんの世界に生まれ変わる。
それを嬉しそうに描くすずさんが、楽しそうで、楽しそうで。
なので、すずさんに涙は似合わないというか必要ない。

今も、この世界の片隅で、元気に笑ってるといいのになぁ~。

エンドロールの最後に、応援してくれた方、クラウドファンディングで支援した方の名前がずらずら~と流れてくる。その数に驚いたと、ともにこんなにも愛されてる作品なんだと再確認。

自分も、この世界の片隅で、ぼちぼち生きていこう。
ピッコロ

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