すあまさえ

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのすあまさえのレビュー・感想・評価

4.6

映画って何回も見ることで気づくことがたくさんあるよね。
本でも舞台でも、なんでもそうなんだろうけど。

大学院の時、先生がみせてくれた。
さらにいくつもの片隅に になって、これどんなんだっけなぁってちょっと思いながらみたけど、面白かった。

まず、のんちゃんの声がいい。
ふんわり、しなやかで心にすーって入ってくる。

この映画って、特に何も特別なことが起こらないんですよ。
普通なんだよね。本当の、戦争中の、あの時代の、日常。
事実が淡々と描かれている感じで。

若い時に嫁にいって、喧嘩も普通にする。心が通じ合う場面もある。
義理の姉にいじめられる、けど、そんなにドロドロで脚色があるわけでもない。

戦争っていうのもが、いかに残酷かわかる。でも絵のタッチが柔らかいでしょう。
だから、いい意味でわかりにくいというか、ちゃんとみないと、流れていっちゃう。

この映画をみると、人間は強いなぁとも、弱いなぁとも思う。
すあまさえ

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