映画って何回も見ることで気づくことがたくさんあるよね。
本でも舞台でも、なんでもそうなんだろうけど。
大学院の時、先生がみせてくれた。
さらにいくつもの片隅に になって、これどんなんだっけなぁってちょっと思いながらみたけど、面白かった。
まず、のんちゃんの声がいい。
ふんわり、しなやかで心にすーって入ってくる。
この映画って、特に何も特別なことが起こらないんですよ。
普通なんだよね。本当の、戦争中の、あの時代の、日常。
事実が淡々と描かれている感じで。
若い時に嫁にいって、喧嘩も普通にする。心が通じ合う場面もある。
義理の姉にいじめられる、けど、そんなにドロドロで脚色があるわけでもない。
戦争っていうのもが、いかに残酷かわかる。でも絵のタッチが柔らかいでしょう。
だから、いい意味でわかりにくいというか、ちゃんとみないと、流れていっちゃう。
この映画をみると、人間は強いなぁとも、弱いなぁとも思う。