この世界の（さらにいくつもの）片隅にのshiokoのネタバレレビュー・内容・結末

前回の作品からリンさんのエピソードや細かい場面も追加されて、よりすずさんやリンさんの人柄や生き方がくっきりしているように感じた。描写や出来事を史実に基づいてリアルに絵で表現している。
片渕監督がリアルに表現していくことでその時代や人びとをより近くに感じることができると言っていた再現があまりにもリアルすぎて相当の熱量を感じる。
ただ生きていきたいだけなのに戦争が生活の中に入り人びとを壊していく。
それでもそれでも前向きに笑顔を器にいれて強くいきていく。
普通のことで怒って、泣いて、笑って、いい意味で変わらずにすずさんのように生きていけたら素敵だなぁと思う。おまえだけは普通でいてくれ、普通でいることは案外難しいのかもしれない。
本当にたくさんの人たちに観てもらいたい作品。