たむ

映画 としまえんのたむのレビュー・感想・評価

映画 としまえん(2019年製作の映画)
1.2
としまえん閉館という事で、としまえん舞台にした作品を鑑賞です。
実際の遊園地やテーマパークでホラーを作るのは、『戦慄迷宮3D』やディズニー非公式の『エスケイプ・フロム・トゥモロー』があります。
実在の場所で都市伝説が表現されてフィクションのホラーとは違った怖さがありました。
としまえんを映画として残す、という意味でも、ホラーという意味でも、戦慄するほど酷い作品でした…。
女子大生5人組がとしまえんの呪いにさらされるわけですが、高校時代に仲間外れにして行方不明になった過去が明らかに。
言いたいことはたくさんありますが、登場人物全員が浅はかでおバカすぎます。
最後に明らかになる事実があるにも関わらず、全く理解も共感も出来ない。
ホラーにおバカな若者が必要なのは、リア充なおバカがドンドン襲われていく、倫理的にまずい事をする事で罰せられることがカタルシスとなるからです。
本作はただおバカなだけ。
この状況考えたら、絶対としまえんなんか行かないでしょう。
呪う方も呪う方で、一体何がしたいのか。
そして最大に納得できないのが、呪いを解くのがメリーゴーランドに乗る事で、電源入れるだけ。
なんで霊的な呪いを消すのが電力でなんとかなるのか。
始まった瞬間からエンドロール終了後のおまけまで、疲れるほどツッコミどころを通り越して、呆れるしかない映画です。
Jホラーは一体どこまで劣化してしまったのか…。
たむ

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