青二歳

水戸黄門漫遊記 怪力類人猿の青二歳のレビュー・感想・評価

3.8
ゴリラ〜(ˊ̆ῗ ̀̆ ච月形黄門シリーズ7作目。またもクーデターがらみ。綱吉公狙われるな〜今作の綱吉公イケメン。…なんでゴリラなんでしょうかね!いや、いいんです、水戸黄門で伝奇怪奇譚やるのが面白いんです。ラストまさかゴリラに涙するとは思わなんだ…あわれゴリラ。キングコングへのほのかな(?)オマージュですかな。
伝奇的要素といっても、ただおどろおどろしいとか、ゴリラ着ぐるみとかで済ませないところは好感。特にクライマックスの大立ち回りは演出が見事。モノクロフィルムだからこそできるドラマチックな演出。鳴り渡るカミナリ、吹きすさぶ強風。このカミナリが見事で。夜の陰謀が都度都度明るく照らされてその加減が絶妙。BGMもアゲアゲなもんで水戸黄門とも思えないし時代劇とも思えなくなってくる。いや見入ってしまった。
序盤は大幅なカットがあったのか、やや展開が早いが気にすまい。
格之進の嫁候補登場!「なんのことはない、わしゃ助格の嫁探しのために漫遊しておるようなものじゃの」と快活に笑う黄門さま。ナイスくっつけジジイ♡
ラストで助さんとお蝶が気まずそうにするのがかわいい。
青二歳

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