日本でも色んなドキュメンタリーで取り上げられてたからこの三つ子の事は知ってたが、まさかこんな裏があったなんて。
最初は登場人物がみんな目をキラキラさせて当時の記憶を語っているのに、事態が急転する。
何が一番の皮肉かってこのドキュメンタリー自体も心理学に沿って作られている事。
今でも秘密裏に行われている社会実験なんてたくさんあるのだろうが、人類の発展や理解に貢献する実験と、知らずに被験者になる悲劇(人権)の矛盾って人類はどう乗り越えるべきなのか。
スマホやPCみたいな便利なものがある現代なんて全員が知らずに被験者なような気もするが、人権って何なんだろうなー。
ただ誰もが想像つく「遺伝と環境どっちもなんじゃない?」という公にするまでもないオチはさすがに実験した方も赤っ恥。公表しなかったら科学でさえもなく、ただの金持ちの道楽実験と言われても仕方がない。
そしてこの類の加害者はいつも本質を見誤っているなーとリアルな登場人物達を見て思った。
何はともあれ、相手にしちゃいけなさそうな団体の闇を暴こうとしたジャーナリストのジャーナリズム精神に乾杯。