絶対どこかで観ると確信していたから、数ヶ月前にこちらではなくて「行き止まりの世界に生まれて」をチョイスした私は私のことがよくわかっているし、KIDSとの二本立てラインナップにしてくれた松竹素晴らしい。
思った以上に行き止まりの〜と似てて少し驚いたけど、ジョナヒルすごいなと思った、多才。音楽とシナジー産んでた。あと登場人物がもれなく全員愛おしいところがいい。
いつもお兄ちゃんに勝てなくて、早く大きくなりたいスティーヴィーの生き急ぎすぎちゃってる感じが終始ソワソワさせる。まだあまりにboyすぎて、お酒もタバコもドラッグも女遊びもとにかく危うさしかなかった。言葉遣いも態度も服装もみるみる変わって、こうやって大人になっていくのか(男の子の母親ってこの時期辛そう)。でもスティーヴィーからしたら彼らとつるむことで大人の仲間入りを果たしたように感じて本当に嬉しかったことがめちゃ伝わる、あのあどけなさの残るにっこりの笑顔が可愛すぎた。
兄役のルーカスがまたいい。余談だけどルーカスとティモは同じ頃から応援してて、ティモ抜きに出てるけど私はルーカスも同じくらい好きで引き続き見守りたい(？)。ただこの話のMVPは圧倒的にレイだった。
スリービルボードに並ぶオレンジジュース映画として認定。
