BOB

mid90s ミッドナインティーズのBOBのレビュー・感想・評価

3.8
【Seaside Cinema 2021】

ジョナ・ヒルの監督デビュー作。
90年代半ばのロサンゼルス。スケボーを通じた、13歳の少年の青春ドラマ。

"Fuck, shit!"

眩しい。

スケボー、酒、タバコ、女、ドラッグ。
自分の育った環境と違いすぎて少し引いてしまうようなシーンもあったが、年上の人たちのする事が何でもカッコよく見え、少し見栄を張ってでも認められたい気持ちはよく分かる。自分の場合はサッカーだったが、憧れの先輩たちに褒めてもらえるととても嬉しかったし、同級生に対して優越感を抱いていた記憶が蘇った。

年齢関係なく、その日その場所に集まった人たちで作られる"公園コミュニティ"って貴重だと思う。場所は日本、世代はmid00sと違いはあるものの、自分も多くのことをそこで学んだ。mid10s世代にもそういう場所ってあるのかな?

スケボーで坂を下るシーンがとてもエモーショナル。ラストの演出は反則級。サントラも良い。しばらく90sにハマる予感。

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