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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Paladin; Agateramのmasakaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

円卓最後の忠節の騎士、ベディヴィエールの旅が終わります。


結論から言うと、前編よりはよっぽど脚本の出来は良かったです。
ただ、その分作画の質の悪さが目につく。
6割くらいTVアニメレベルの作画だし、作画崩壊してる部分も1割あるし。
前編に比べればマシだけど、映画らしい綺麗な作画が本当に少ない。
冒頭10分のシリアスなシーンでカルデアのマスター藤丸の頭が異様にデカかったり、胸のカルデアマークのサイズがまちまちだったりは序の口で、1番酷いと思ったのは終盤、アグラヴェイン戦でいきなりプロメア的演出(ただし作画も演出も数段下)になった上、キャラの体格が明らかおかしくなってたし、ガウェイン戦でも細かいところで作画が崩壊してる。
クライマックスの盛り上がるところなだけに、マジで萎える。
背景はまだ力を入れてたようだけど、聖都崩壊が始まった辺りからただのベタ塗り(影すらない)になるし。

脚本も、まぁまぁ良く纏ってたとは思うものの、三蔵の見せ場は原作通りで良かったのでは?
『悪意ある攻撃を全て跳ね返す門』を『衆生済度の祈りで破壊する』方がらしいと思うんだけど。
モードレッドの相手はニトクリスでも良くない?
んで、消耗したところに聖槍の攻撃防いで..とか。後編はニトクリスの見せ場が全然なくて悲しい。

あと、これは絶対言っておきたいんだけど、なんで冒頭の回想シーンで聖剣を受け取る手が2本あるんだよ。
ベディは隻腕の騎士なんだけど?
それでも円卓に名を連ね、王の最後まで付き従ったからすごいんでしょ。
隻腕だからアガートラムが腕についてたんでしょ。
製作陣誰も気づかなかったのか、元ネタ調べることもしなかったのかよ、と。

冒頭なのにこのお粗末さを見せられて、期待値というハードルが下がるのは確かです。


悪いところばっかり書いてしまったけど、ラストの終わり方はすごく良かった(特にエンドロール後!)し、マシュがブチ切れするシーンも宝具展開するシーンも胸アツでした。
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