日本では撮影できないアクションの規模やシチュエーションだが、接近や手振れ映像が多く、CGで厚みが無く、既視感あるアクションでオリジナリティが少ない。シチュエーションの移動はあるが、要所の奥行きが無く狭い場所での構図のチグハグさに。世界観も広げるが多国籍で無国籍な感じを狙い切れていない。現代やアクション・パートの合間に、取っ手付けたような幼児虐待に血縁主義は、モチーフが安易で過去パートが長くて退屈。モチーフの弊害を描かないとや、エージェントになった所以も伝わらない。このように、色々な要素を詰め込むが、アクション・世界観・モチーフ・キャラの掘り起こしの要素をバランスよく落とし込んでいないので、エンタメ作品として魅力に欠ける。原作未読。ドラマ未見。
中堅と若手的な主人公2人のバディ的なコンビの妙もイマイチ。体内のバクダンの遠隔操作も人工衛星からしているのだろうか。だとしたら人工衛星の対比も描けたのでは。
