羽住英一郎『太陽は動かない』(20)。日中韓の企業スパイが三つ巴、というか阿呆の三すくみみたいな意味不明な争いを繰り広げる(竹内はゾンビ・ドラマでも似たようなことやってる)。そもそも胸に爆弾埋める意味あるか? 原秀則の如く女性に対する性暴力を物語の出しにしている所にも虫唾が走った。
過去と現在の並行モンタージュで主人公の生い立ちとか「男たち」の関係をうまく描いたつもりなのかもしれないんだが、それをやってる暇があったら、女スパイの生い立ちをちゃんと描けよ。男同士でケツケツケツケツ言って女性の身体を性的に搾取して喜んでる暇があったら。覗きも輪姦も一緒だと気づけ。
本当に嫌な映画だった。だいたい「太陽」ってなんだよ。