「私は、あなたのものではない。」
ジェニファー・ケント監督によるリベンジスリラー。
19世紀・英国植民地時代のタスマニアを舞台に、残忍なイギリス将校らに陵辱されたうえ、夫と幼い子供まで奪われた女性クレアの復讐を描く。
「あまりにも過激な内容とバイオレンス描写で〜」というポスタービジュアルの触れ込みに惹かれ鑑賞。結論、期待したほど過激でも無かった…(´・ω・`)
主人公のクレアはアイルランド出身の囚人で、タスマニア島に流刑された身。刑期を終えても解放してくれないイギリス将校らに不満を抱きつつ、奉仕する日々。愛する夫と幼子を虐殺された翌日、上官らへ栄転を直訴するため任地を後にした将校らを、先住民族(アボリジニ)であるビリーをガイドに連れ、後を追う展開になります。
ランタイム136分のなかに、当時の時代背景や人種差別問題を盛り込んでいるため、内容的には社会派の側面が強く、復讐要素は弱く感じましたね。。とりあえずクレアに「ひよってんじゃない!」と言ってやりたい(笑)やるならもっと徹底的にやりなさいよと( ー̀εー́ )
というわけで、個人的には煽り文句に踊らされた感は否めず、やや物足りない印象でした。やはり復讐心て、そう長くは続かないものなのかなぁ。