実在の画家ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに描かれた壮大なドラマ。
3時間超えの長編。あの『アベンジャーズ/エンドゲーム』よりも長いという凄さ。
しかし、そんな長尺であるにもかかわらず、最初から最後まで集中力が切れることなく、一気に鑑賞できた。それほど、本作は無駄が一切ないと言っていいほど作りこまれている。
ものすごくショッキングなシーンや、女性がよく裸になるなど、いろんな意味で目のやり場に困る場面もあるけど、これほどまでに時の流れを忘れさせる映画は久しぶり。観て良かった。
余談
劇中で「‶ハイル ヒトラー” が嫌なら ‶3リッター” と言えばいい」なんて話が出てくる。これはいわゆる空耳ってやつですな。なんとなくそう聞こえるからごまかせるんだね。
このシーンの時、その昔『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』でやってた「いらっしゃいませがエアロスミスに聞こえるコンビニ店員」ネタを思い出したよ。
そういえば『ヒトラー ~最期の12日間~』内のとあるセリフにも、とんでもない空耳があったような……。