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ある画家の数奇な運命のうなぎネコのレビュー・感想・評価

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)
3.7
ゲルハルト・リヒターはモダンアートのメジャーな作家です。
ヨーゼフ・ボイス先生も出てきたし♪
(作品を知らない人けっこういるんだ…と驚き)
自分的にはペイントより、カラーチャートとか
フォトモザイク作品の印象が強いのですが、
彼の人生については全く知りませんでした。

ナチス政権下の優勢思想について
芸術活動や作品そのものについて
(「どんな状況下でも、芸術だけは
自由でないといけない」
と芸大出の自分も思います。今の日本は逆行してるから)

色んなテーマが盛り込まれてるけどちょっと長い…。
もうちょっと上手く脚本をまとめられなかったかな…。

クラウス・ノミやマックス・リヒターが流れて
「おーーーー!ドイツや!」と盛り上がった。

叔母さんが生きてた戦前のドイツは、先鋭的な芸術教育
バウハウスが世界の最先端だったんですよね…。

「男女の話」ではなく、戦前→戦後の
ドイツを中心とした(特徴あるから)芸術表現そのものを
テーマにしても良かったのでは?
と思うけど、ドラマにするためには
女子供を中心にせざるを得ないんだろうな…
(義父が敵ボスで分かりやすいし)
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