ふくろう

ある画家の数奇な運命のふくろうのレビュー・感想・評価

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)
4.0
『叔母の面影を持つ女性を愛し、その叔母を殺めた元ナチ高官を義父に持つ、若き画家――』って、ポスターの煽り文句からR15+がグロじゃなくてエチエチだからだなんて想像つかなかった。
確かにガス室のシーンとかもがっつりやってて怖かったのだけど、
日本やアメリカの映画はガッツリおっぱい映してても、なんだかんだカメラワークとかライティングで性器を正面からはっきりカメラに捉えないように工夫してんだよなー

これだけ密度の濃い子供の頃からの半生を描くには3時間というボリュームは確かに必要で、こんなに長いのに飽きさせないのは素直に凄いと思った。
飽きないのは、ずっとイケメンが画面を占有してるのとちょっと物語的に盛り上がりが足りないとこにバジバシおっぱいとお尻が登場してくるからかもしれないけど、主人公が描いてる絵とかも普通に面白くて良かった。

序盤の感情で他人の生死が左右されてるのとか怖かったし、優生思想とかそれこそ義父のその後とか考えさせられることも多いはずなんだけど、結局考えてることはあんだけ演技が上手くて裸の綺麗な女優をよく見つけてきたし、惜しげもなくカメラに収め続けたなと言うことに尽きる