抹茶マラカス

ROMA/ローマの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
4.4
モノクロなのになぜか滅茶苦茶色鮮やかに感じる作品。単なる家族ものかと思ってみていると、もっと心の奥深くからの女性(というよりも話を聞く限りではアルフォンソ・キュアロン監督の乳母=ここでのクレア)への感謝と尊敬を強く感じる。だから男は徹底してダメだし、ひどい目に遭うのは女性なのにとても強く立ち上がる。
 あと相変わらず長回しが大好きね、この監督さん。とにかく横に水平移動していくカメラ、変わらないカット。画が美しいっていうのはこのことだろう。