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The Mountain
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『The Mountain』に投稿された感想・評価

精神病院でロボトミー手術を施すジェフ・ゴールドブラムと、その助手兼カメラマンとして雇われたタイ・シェリダン。感情もくだりもぶつ切りで、この雰囲気なら地獄や悪意へ向かいそうなところを、ただ空虚に流れていくのは悪くない。
ロボトミー手術で死んだ母との降霊を試みるくだりとかそれなりに興味を惹かれるが、それもその場限り。映画は不完全に、不安定に続くのに、どこにも接続していかない。人間を強制的に正常化(無気力化)するロボトミー手術。衝動と抑圧。その理不尽で権威的な暴力(社会)のなかで捻れていく鬱屈と愛情。
前作『Entertainment』にもピエロ役で出ていたタイ・シェリダンが継続して出演、感情が死んだような芝居をぼうっと演じていて変わった魅力のある俳優。娯楽としては端から機能していない。映画というより、世間との繋がりを断ち、限られた者たちだけのコミュニティを創り出そうとしているようなリック・アルヴァーソンの表現。
父親役のウド・キアは冒頭にちょろっと。変な作家の歪な作品には必ずウド・キア(もういないのが寂しいよ)。ドニ・ラヴァンはアメリカ映画でもきっちりとキチガイダンスを決めてくる。画は精密でギチギチなのにドニ・ラヴァンには自由を与えているあたり、映画史を正しく捉えている。
なぜこうなったのかをこちら側に理解させる気もなさそうに途切れていく道筋。ドニ・ラヴァンのアジテーションを経て、ラストは「欠けた」男女の精神的な繋がり(それさえも曖昧だが⋯)に着地する。それでも好意的に観てきた一人として、これならゴールドブラムとシェリダンの奇妙な師弟関係で終えてほしかった気もした。
あめ
2.9
ベネチア国際映画祭

観るのが疲れた
バカな私は「The mountain」の題名だけみて山登りとかの話かと勘違いしてたせいもあって、この映画をどう理解していいものかと悩む
3.5
7/10
リック・アルバーソン(「Entertainment」)監督作品。
母親が精神病で、父親(ウド・キア)が急死した少年(タイ・シェリダン)が、
母親の主治医だった男(ジェフ・ゴールドブラム)に同行し、
医師のロボトミー手術の撮影係になる。
他にドニ・ラバンも出演していて、キャスティングが絶妙。
またリック・アルバーソンのもつ不穏なムードは、ヨルゴス・ランティモス
とかが好きな人にはお勧めできる。