中東の国でクーデターが勃発、避難中の駐在中国人（外国人）の一部が取り残され、領事の奥さんが捕虜にされてしまう。ソマリア沖で海賊をやっつけていた海軍の精鋭たちが、救出のため戦うお話。人民解放軍全面協力。実際の救出作戦の実話ベースと教えてもらい鑑賞。
...救出のため戦うって、戦う の描写、予想をはるかにサラッと超えてた。みた人はハクソーリッジやプライベートライアン、引き合いに出すと思うけど、ほんとにそのピークが２時間半続く感じ。絵的には平気でも、強制自爆テロとか、救いがなくて街中の戦闘シーンが心情的に結構しんどかったかも。でも救いがないのが戦争のリアルなんよね。戦争は２時間では終わらへんもんな。
戦闘に尺を取りすぎた結果、例えば隊員同士の衝突とか、家族がどうとか、ドラマ部分はあまり残らなかった印象。別に誰が見ても両思いの二人の話も要らんかったくらい。ただ主要のメンバーはそれぞれに役割があって、それを活かして、お互いをフォローしての任務で、それで十分感情移入してしまった。
前作？シリーズ作の存在も知らず、同日公開ファンビンビンのとセット売りの、中国の中国による中国のための、エンタメハチャメチャプロパガンダ映画を想像してました。肉厚戦争映画でした。久々にみた映画がこれで、満足したような、ダメージくらって逆にストレスたまったような。長い長い書きましたが、150分の上映時間それ自体は集中してたので一瞬でした。
