このレビューはネタバレを含みます
ある意味でタブーな政治をコメディーとして描いた?作品。
史上最低な総理大臣が投げつけられた石によって政治家になってからの記憶を全て失い、それまでとは180度異なった政治をゴリ押ししていくストーリー。
しかし、問題は山積み、自身の秘書と妻の不倫、心を閉じた息子、裏金の横行する政治体制。それらをひとつひとつ解決していく。
実際に表舞台に立つ総理大臣、官房長官、各省の大臣よりも、彼らを支える秘書たちの奮闘ぶりもみられた点はリアルに楽しめた。
なぜアメリカ大統領を、あえて女性として登場させたのか真意はわからないけれど、近いうちに現実になるかもしれんなと思いました。
石を投げた犯人(鳶職人)のハッピーターンとか、黒田総理の幼い頃の作文など、伏線みたいなものも軽く散らばされているし、展開のスピード、笑いも心地イイ映画でした。
都構想や、コロナ禍で政治のあり方について考えさせられる今日だからこそ、この作品を見て思います。小池栄子すっきぃ…