最高傑作！という煽りで期待のハードル高くなりすぎてよくわからなくなりました。。
ストーリーは記憶喪失モノや入れ替わりモノの王道で「さあ大ピンチ！みんなに知られないようにしなきゃ！と思いきや案外いい方向に転んだぞ」なやつをテンポよくやってます。それぞれの個性的なキャラが本作を盛り上げてるポイントだと思います。
ただ、映画となるとコメディといえど笑いと感動の配分が8:2くらいほしいところで、邦画のコメディの場合、ちゃんと締めるところもあるからそれを期待しちゃいました。毒っ気のない総理になって、愛人が「そんなあなたはつまらない」っていうシーンに頷けるような、真面目でいい人になった総理の「人としてちゃんとしよう」っていう姿勢に共感できなかったら感動はやってこない。
一番よかったと思ったのは官房長官(草刈さん)のアメリカンチェリーのくだりで総理を叱るシーン。
三谷ワールドの中でも違和感なく、この雰囲気出せるなんてカッコイイなぁと感動しました。
あとは、政務秘書役のディーンフジオカがたまらなく良かったです。
ドラマ民王で人気だった政務秘書の貝原役(高橋一生)に通ずる萌え役でした。
豪華キャストで最後まで「あれ？この人誰だっけ？」と役と現実のギャップがあって謎だったのはキャスター役のあの人でした。
エンドロールの答え合わせも楽しかったです。
