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ラストレターのakariのレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
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周りから見れば、未咲にとっての乙坂は亭主でも父親でもない、ただの初恋をこじらせた何者でもない人物。それを阿藤から指摘されたときは嫌な気持ちになったけれど納得もしてしまいました。だけど未咲にとっての彼もかけがえのない大切な人だったとわかって心が救われました。少しタイミングはずれてしまったけれど、これが臆病な彼らなりの正解の道だったのかなと思えます。
赤ペンでの添削に幸せを感じる、というのが新たな発見でした。それは相手が生み出した文章をじっくり読まないとできないことで、自分の言葉を理解しようと努力してくれる人がいることはとても尊いことだと感じました。今はスマホで簡単にやり取りできてしまうけど、手紙の魅力にも改めて気付かされ、誰かに書いてみたいなと思いました。
森七菜ちゃんの透明度が半端ないです。溢れ出る少女感が妹役に本当にぴったりでした。話し方も含めてかわいすぎる〜。
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