ぺんちゃん

ラストレターのぺんちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ラストレター(2020年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

森七菜ちゃん可愛すぎて、広瀬すずちゃんの妹とはいえ、何を卑下することがあるん🤔?て思った。

これ、登場人物が美男美女だから成立してるけど、普通にあったらちょっと気持ち悪いなと思ってしまった。
学生時代の恋愛なんて、普段は忘れてるけど、ふと思い出すから尊いのに。
別れてからも好きで小説にしました、それを出版しました、「25年ずっと恋をしている」って、、、40、50代の人だよね?ちょっと執着がすごい。小説の内容によるけど、リベンジポルノの危険性も…とか。

母を失っても気高く生きる少女の美しさが、広瀬すずちゃんにはあったのだけど、その前に、DV夫から受けた傷で心を病んで、夫が失踪してからも苦しんで自死してしまった美咲のことを思うと、全然ちっとも美しい話に思えない。
美咲が苦しんで苦しんで、自殺未遂繰り返していた時間のことに思いを馳せると。そこに乙坂の小説が届いて、それを読んでも自殺に至ってしまったのなら、乙坂の小説は彼女を救えなかった、自己満足でしかなくて、彼女の死を知った乙坂が、なぜそんなに平気でいられるのかも分からない。

人がひとり、死んだ事実が、あまりにも軽く扱われているようだった。でも実際はそういうもんなのかな?

亡くなった美咲の遺影も広瀬すずちゃんで、松たか子さんは正直似ても似つかない。同窓会で間違われてスピーチするくだりとか謎だった。
石田ゆり子さん・ひかりさんとか、中山美穂さん・忍さんとか、本物の姉妹で姉と妹を演じれば面白いのにと思った。
あ 、松たか子さんなら松本紀保さんか。

ドラマの雰囲気は好きだったけど、「本当の痛み」は描かれていないような、あっさり、雰囲気で誤魔化されているような気持ちになった。

先日見た、同じ監督の『ラブレター』で、同姓同名の同級生のことが好きで、図書館で誰も借りない本を借りまくって、自分の名前(=好きな人の名前)を残す男の子が出てきてて、この映画の妹と乙坂の最後のシーンも図書館だったから、なにか繋がりがあるのかなと思ったけどそれも特になかった…。
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