キバたん

ラストレターのキバたんのレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
4.0
亡くなった母の未咲。母の遺書を開けられない娘の鮎美。母の妹の裕理と娘の颯香は実家に来ていた。実家で姉の高校の同窓会のハガキを見つけて妹の裕理は未咲のふりをして同窓会に参加した。姉の同級生の小説家になったと言う鏡史郎に声を掛けられた。その後鏡史郎と裕理の文通が始まった…拝啓と書いて送り合う手紙は「ラブレター」を思い出し、トヨエツと中山美穂の登場が嬉しかった。普段だと手紙を送り合わないような若い世代の鮎美と颯香が2人の文通のやり取りに参加して新鮮に見えた。学生の頃の鏡史郎と裕理の会話が淡い青春で良かった。鮎美と颯香の可愛い浴衣姿と花火を観てたら少し夏気分を感じた。颯香の学校へ行きたくない理由が健気。未咲親子を通じた手紙の物語に感動した。透明感のある自然と鮎美と颯香の純粋な気持ちに心あらわれた。