ダースペーター

永遠の門 ゴッホの見た未来のダースペーターのレビュー・感想・評価

5.0
栄光なき天才、ゴッホの伝記映画。
とても悲しいお話です。

神様は画家としての才能を、彼に与えました。
けど、もうひとつ、彼には、重大なハンデまで与えてしまったんです。
結果、彼は狂人として世間から虐げられていました。

確かに彼の行動は狂人。
でも、その行動の中には、哀しさが感じられるので、共感もできました。

生前は日の目を見なかった彼の人生。
果たして彼の人生は幸せだったのだろうか?

絶対に幸せでした。絵を描いている時は。。

ただ、それ以外の彼からは幸せはおろか"生"すらも感じられなかった。感じられるのは哀しさばかり。見ているのが辛かった。


芸術的な演出、独特のカメラワークは、映画通が好みそうな映画で、他のこういった映画を、私は好きではありません。

が、この映画は大好きです。

きっと、主演のウィレム・デフォーの熱演が、好きにさせたんだと思います。
『ジョーカー』のホアキン・フェニックスにも負けてない。素晴らしい熱演でした。


《警告⚠️》かなり画面が揺れます!マジでご注意を!乗り物酔いしやすい方は、後ろ寄りの席がお勧め。気持ち悪くなりました〜🤮

《追記》
この映画を見た後に『ゴッホ最期の手紙』を観ると、両作品にかなり感情が入ると思います。