クリーム

モンスターズ 悪魔の復讐のクリームのレビュー・感想・評価

モンスターズ 悪魔の復讐(2018年製作の映画)
3.7
実話ペースなので、ストーリーは何の捻りもないけど、終盤の演出は良かったです。そして、主演の2人がやっぱり素晴らしい。
19世紀末、アメリカで実際に起きた未解決猟奇殺人事件「リジー・ボーデン事件」を映画化。地元の名士で巨額の財産を持つボーデン家の夫妻が殺害された。容疑者として浮上したのは次女のリジーだった。



ネタバレ↓




実話にありがちな地味な作品で、退屈だなぁと思っていたら、終盤でやってくれました。リジーがまず全裸で継母を殺すのだが、豪快に斧で滅多打ち。次はブリジットが全裸でクロエの父を殺す予定なのだが、彼女は実行出来ず、リジーが父も滅多打ち。2人とも顔が判別出来ない状態になってました。「ミッドサマー」のアレです。全裸で人を狂った様に滅多打ちは、初めて観た。クロエはフルヌード、クリステンは上半身ヌードで演じていて、女優魂を感じました。痺れます。
そして、事件は死ぬ順番が大事だった。 マサチューセッツ州の法律で、 アンドリューが先に死んでいれば、アビーがその後で死んでも遺産は全部アビーのもので、その親族のものになる。 今回のようにアビーが先に死んでいる場合は、 遺産は全部リジー達娘のもの。
裁判は無罪。ブリジットはモンタナ州に移り住み 82歳で他界するまで農場で生活。 リジーは一人で暮らし67歳で死亡。 生涯未婚で友人は少なく。財産の大半は動物愛護協会に遺贈した。リジーは結局、幸せにはなれなかったんじゃないかと思う。
全裸の殺人鬼が衝撃的で、クロエの演技も素晴らしく痺れました。
クリーム

クリーム