このレビューはネタバレを含みます
あの有名は丘の上でのジョーとローリーのシーンを初めて観たときはきました！って興奮したと同時に、あれ？！前振りとかローリーとの関係性に伏線とかもっと詳しいやりとりとか２人の恋模様的なの無しでいきなりあの展開？！って思ってしまいました。けどそう考えてしまった自分が浅はかだったこと、そしてそれこそグレタガーウィグ の狙いとかメッセージだったのかなと感じました。ジョーはローリーをそういう目で見たことがないから恋模様も伏線もへったくれもないわけで、そもそもこれは恋愛ものでなく彼女の家族、人生観、哲学、奮闘についてのお話なわけでローリーとの甘い展開とか悲恋を期待して観てしまった私はグレタ、そして、原作者のルイーザメイオルコットの策にまんまとひっかかりました。
また、そのすぐ後にくるジョーが辛辣で、けどすごくリアルで現代でも共感ができる思いをお母さんに打ち明けるシーンは色んな意味で観ていて辛かった。けど、同時に、あ、こういう想いをしている女性はきっと世の中にたくさんいるはずだと励まされた気がしました。
