女性陣の団結を、外から見守る、いや入れない、そんな男性陣の画が良い。
同じ家で同じものを食べ、眠り、育ったはずの姉妹たちが、それぞれの道を、生き方を選択する。それは彼女達が個々に出会った人や、過ごした時間、読んだ本など様々な要素が彼女達の個性を作った結果。
それでも、彼女達の中には両親の慈愛の精神が生きていて、それがこの物語の美しさそのもの。
どんな学校に入れるか、どんな習い事をさせるかなど、教養や経験も大切だけど、
育てる大人自身がどんな人であるか、どんな愛を持って育てるかが重要なのかなって思いました。