体験する何もかもが新鮮で自由で楽しい、かけがえのない少女時代。社会的存在としてどう生きるかが迫られる、littleではないwoman時代。その2つの季節が交差しながら、自叙伝ならではの、現実と小説が入れ子構造になっているところが面白い!
さすがグレタ・ガーウィグ。
少女時代の夢を見ているような美しさは、とりわけ愛しい。
そして、何よりキャストの素晴らしさに尽きる。
感情を爆発させるシアーシャ・ローナンvsフローレンス・ピューが最高だし、ローラー・ダーンとメリル・ストリープとは。
お茶目なティモシー・シャラメもよかった。
ある意味で『レディ・バード』の原点のように感じた。