このレビューはネタバレを含みます
病床に臥すベスを、時間軸を前後させて描くパートが綺麗だった。彼女の没後にジョーが再度筆を執るところで訳もわからず泣きました。
ラスト、傘の下で結ばれるシーンや、出版祝いパーティで母娘4組の夫婦が並ぶところなんかは、自分の価値観を再認識させられてちょっと苦しい。
「でも今は愛するよりも愛されたい」「それは愛じゃない」
寂しいよな。人間やりづれ〜
大好きな『プライドと偏見』との類似性と相違点については、しばらくゆっくり考えたい。とにかく好きな俳優がぞろぞろ出てくるので、そういう意味でも繰り返し観たいと思える作品。気難しい伯母を演じるメリル・ストリープがハマり役。ティモシー・シャラメは相変わらずどこを切り取っても絵になるし、姉妹たちは厚着したもこもこの姿が魅力的だった。