まおう

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のまおうのレビュー・感想・評価

4.5
古典的名作「若草物語」をレディバードのグレタ・ガーウィグが脚本監督を担当し再度映画化。
長女メグの結婚後、四姉妹がそれぞれの道を歩み始めてからの物語を次女ジョーの回想を絡めながら描く。

レディバードもツボにはまり過ぎて「全国の女子高生みんなこれ見よ」って感じだったけどこの映画も「マジでこれ義務教育の教材にしよ」ってくらいハマった…
この世のありとあらゆる女子に寄り添ってくれるサイコーのサイコーの映画。
古典作品はいつも登場人物の考えが古臭いし、いがみ合ってもとりあえず最後は結ばれてめでたしめでたしみたいな作品ばかりであまり納得できてなかった人にも最高の答えを用意していてくれる。
きっと誰もが四姉妹のどこかに共感するし、その誰をも否定しない優しさに包まれている。
末っ子のメグなんて描き方によっては「末っ子だから何もしなくても皆に愛され美味しいとこだけ掠め取っていく」みたいな風に見えるのに、グレタガーウィグの脚本とフローレンスピューの名演で
決して憎めない愛おしい存在へと昇華している。
あと余談だが今回も相変わらずティモシーシャラメくんの美の破壊力が凄い。
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