ジナイーダ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のジナイーダのレビュー・感想・評価

4.6
時代が違えど、
ニューヨークの街を駆け巡るじゃん…。泣

映画を作る時に、はじめと終わりに何を映すか、
特別な気持ちで決めると思う。

本作の冒頭ではどうか。

扉の前に立つ、1人の女性の後ろ姿。
女性が扉を開いて、男性しかいない出版社に入る。
女性が持ち込んだ原稿の掲載が決まる。
彼女は街を全力で走る。ありのままの走り方で。

ここまでの冒頭の流れが、
本作品自体の全体的な流れにもなっている。

グレタがはじめのショットに選んだのは、
ジョーの背中だった。
自らの手で扉を開く彼女の背中には、
観客の我々が身を委ねる「案内人」としての役割と、
ありのままで生きることの「解放」が託されていた。

それにしても大運動会だった…。

・ニューヨークを走るシアーシャ・ローナン(『レディー・バード』じゃん…『フランシス・ハ』じゃん…)
・また手を繋いで踊らされるフローレンス・ピュー
(あの子どもみたいに泣きそうな顔芸、他の誰にもできないよ…)
・娘たちよりデカいローラ・ダン(途中から顔がデイヴィッド・リンチに見えてきた…ごめん)
・ちょっと待ってくれよルイ・ガレル(あーたがで出ること知らなかったよ…すき)
ジナイーダ

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