やかじょ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のやかじょのレビュー・感想・評価

3.1
3ヶ月半ぶりの映画館鑑賞。
思ったよりハマらなかったな。
子供の頃、若草物語を読んで、こんな友達がほしい!4人姉妹になりたい!という本心の読書感想文を書いた記憶があるのだけれど、残念ながらあまり内容を覚えておらず。ちょいちょい内容を思い出しながらの鑑賞。
続編は読んでないんだけど、この映画は続編もベースにされているのかな。
ジョーとローリーの関係、ローリーの結婚、ジョーの恋の行方など今ひとつ納得がいかなかった。

けれど、映画の中で黒人の差別はなくなっていない、女性にとって結婚は経済問題、のあたりが1800年代から進歩しておらず今もなお未解決なテーマであることはあえてそういう風に提示しているのだけど、その問題の根深さに気づかされる。
特に感情を揺さぶられたのは、ジョーが母親の前で「結婚が幸せの全てだとは思わない、だけどたまらなく寂しい」と吐露する場面で、自分自身が同じところで足踏みしてしまうことが多々あるので、もう涙が出てしまった。


ティモシー・シャラメがローリーを演じていることで若干感想がぶれてしまうというかコロナ禍中「君の名前で僕を呼んで」に心奪われていたので、なんだ相変わらずピョンピョン可愛くしてるな、というか姉妹の前に順番に現れて褒めたり愛を囁いたりこの間までジョーにもらった指輪を外せずにいたくせにオマエ!みたいな、ちょっとよく分からない感情になってしまったというところではあります。

お母さんどこかで見たなと思ったら、なるほどジュラシックパークの。