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ラ・ポワント・クールトのkuuのレビュー・感想・評価

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)
4.0
ジェラート◎




アニエス・ヴァルダ監督の長編劇映画デビュー作

すれ違う夫婦を描いた元祖ヌーベルバーグといわれる作品です。
同時にフランスの漁村を通して環境問題や貧困などをドキュメントのようなタッチで描いてあります。

漁村だけに可愛い猫が何度も登場します😻哀しいシーンもあります。
幼い子どもも多く登場します💕とても素朴で可愛いです。こちらも哀しいシーンがあります。

夫婦の会話のすれ違いは身につまされるところもあり、男と女の違いが上手く描かれていると思いました。
そして男と女…というかカップルのすれ違いや再燃した愛とも打算ともとれない仲直りは何とも言えないものがありました。
共感したりため息をついたり滑稽に思ったり苦笑いしたり…多くの人が経験あるのではないかと思いました。

パリジェンヌである妻の言い分は、私の勝手なレッテル貼りではありますが、フランスっぽい表現で満ちていて面白かったです。
小難しくて理解できないですが(笑)でも、こういうの嫌いじゃないです。

フィリップ・ノワレ主演ということで楽しみにしていましたが、どなた?と思わず言ってしまうほど面影がなくて驚きました⚡

水上槍試合が面白かったです♪子供の旗取りチャレンジも可愛かったです!ジェラート食べたくなりました!!

途中何度も寝落ちしかけましたが何とか最後まで頑張りました😅

最初の長編でこれだけの作品を撮ったことと20代でこの筋書きを書けたのはさすがと感心しました!
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