このレビューはネタバレを含みます
現在上映の中で久しぶりに星5の作品を見た。
主人公の女の子は下半身が動かない障害を持つものの、昔から持っていた絵の技術を使って漫画家の仕事をしている。
だが、その裏は作者として可愛い五体満足の友人が代わりに立ち、主人公はゴーストライターをしているという障害を雰囲気で煙たがる皮肉をよく表していた。
彼女は自分でデビュー作を出したくなったが、ゴーストライターとして働いているため絵柄が似ているという理由でお払い箱になり
最終的に道端で拾ったエロ漫画雑誌に自分の原稿を持っていく。
そこで「SEXをしたことがない人間が描く漫画ほどおもしくないものは無い」と言われ、セックスという考えてもいなかった世界に手を出す……という話。
最初そんな所に行くなんてまっっったく考えてもいなかったし、夜の世界に行った彼女がほんとに誰よりも光っていて障害とかそんなの本当に関係なく同じように喧嘩をするし同じような恋愛をすると感じたし
降りかかる抗えない現実に立ち向かっていく姿はシンプルに尊敬だった。
確かに辛い部分を沢山抱えていたとしても、時分が進もうと思うだけで世界はぐるりと変わるし変わっていける
そして最後のラストもスカッとしたし、これからのカノジョの人生を悠々と想像でき、
まさに100点満点な作品だった。
障害というものを第三者は重く考えるのかもしれないが、彼女らはそんなことちょっとしか考えてない。
変な心配はせず、出来ることは相手にやらせるような尊重をこれから心がけようと思った。
本当にいい映画だった
