前半と後半で評価が大きく異なる。
佳山明さんという役者を見事に発掘したオーディションが見事。
単に車椅子の本物の方というだけで大根演技なら困るわけで。話し方といい、唯一無二の役者じゃないかな。
過保護な親にも困り者だけど、障がいの有無に関係なくできないことがあれば誰かに頼らなくてはいけない。完璧な人でも一人ではできないことだってあるのだから。ヒロインには全面賛同はできないかな。
しかしタイトルにもなった37セカンズは100分経過時に触れられただけで全くシナリオではキーワードになっていない。主軸にするほど触れないのもあえての選択だろうけど、エピソードどして残らなすぎる。
漫画の仕事はそのあとどうなったのかとか、パスポートどうしたのかとか、介護師の仕事どうなってるんだとか、話の進行に欠陥がありすぎない?