かわちゃん

マイ・ブックショップのかわちゃんのレビュー・感想・評価

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
3.5
くしくも恵比寿でイギリス映画を連投。
イザベル・コイシュだから、見ておかねばの本作。
かくいう私も自称本好きの映画好きですから、この映画は素材からして見るべきではありましたが、意外に作品内では本に関する引用は少なめ。
ブックショップの映画というより、自立しようとする1人の女性の静かな闘志に関する映画というほうが、適切ですかね。
イギリスの海岸沿いの小さな街の人間関係の狭さと、対比するかのような田舎の自然と、そこに1人ポツンと存在する主人公。善良なる人たちの話になるのかなと思いきや、そうは問屋が卸しませんね。
オープニングのショットで思った疑問も、なるほどと納得の展開ではありますし、佳品ではあるなと思いますが、深く心に残るまではいかず。