器量が狭くて排他的な連中はみんな読書してなくて、読書する人と読書に目覚めた人は救われるというところを前面に押し出した読書推進映画でした。
おしゃまな子役の女の子がとっても可愛い。
心温まる奇跡が起きるタイプの映画ではないし、とびきり面白いというわけでもないですが、溢れる本への愛と寒々とした映像と演技派たちの芝居が素晴らしい。(特にビル・ナイ御大は至高)
一瞬で時を超えて本を閉じるように終わるラストシーンはお見事でした。
久々に負った傷が治るのに比例して作品が自身に浸透していく様な感覚を味わえました。
普通のハッピーエンドでは味わえないこの感じ。
得られる経験値的にはこういう映画の方が強い気がする。