のりちり

マイ・ブックショップののりちりのレビュー・感想・評価

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
-
イギリスばかりとは言わないけれど、お金持ちの上流階級の人が気に入らない人を、四面楚歌にして追い出すんだ、と思った映画。

島に本屋を作ろうとした主人公。
買い取った場所に、芸術センターを造ろうと勝手に思った上流階級マダム。
本だって必要だと思うんだけれど、場所はそこでないといけないらしい。
それほど大きくもないのに。
山の上で暮らす1人暮らしの老人(ビル・ナイを見るとイギリスって思う)は、この主人公の持ってくる本の大ファンになる。
特に、当時アメリカで出版されだしたレイ・ブラッドベリがお気に入り。
私自身は、「華氏451」は映画で観たけれど、この老人が読みたがっていた「たんぽぽのお酒」は本で読んだ。
亡くなっても、どこかで読んだかも?と想像した。
結局、本屋はなくなり、ここの島の人は教養も得ることもできず、芸術も触れることができず。。。
老人は、ごり押ししないこと!
主人公が本土に帰って、本の仕事にかかわっていたらいいなと願った。
のりちり

のりちり