このレビューはネタバレを含みます
「ホテル・ムンバイ」を先に観賞。同じムンバイで起きた同時多発テロでふたつの5つ星ホテルの恐らくタージマハル・ホテルで起きた事件を描く。
2作を比べる評価もあるが、「ホテル・ムンバイ」は主にホテル内部の従業員たち目線での物語、「ジェノサイド・ホテル」は宿泊客たちのそれぞれの身の上を描きながら物語は進んでいく。
それゆえか、こちらのほうが物語性が強い印象を受ける。
どちらも興味深かったのはイスラム過激派と言われるの実行犯たちの年若さ、それゆえの未熟な思考、薬物使用によると思われる短絡的な決断能力だった。
巻き込まれたホテル内の宿泊客とホテル関係者は無関係の被害者であり、あってはならないという気持ちしか残らない。