思春期に感情が揺れるティーンの青春作品かと思い鑑賞しました。
結局何が主題で、何を鑑賞者に見せたかったのかがよく分からない作品でした。こういう作品はヨーロッパに多いですね。
似たような作品でいうと「複製された男」(原作はポルトガル、カナダ・スペイン作品)、「ゆれる人魚」(ポーランド作品)あたりでしょうか。
レビューを読むと「シェイプオブウォーター」を挙げている方も多いようですが、あれはラブストーリーとSFの融合で本作とは方向が違うように自分は感じます。「シェイプオブウォーター」はとても美しく切ない純粋な愛を綴った良作だと思います。あちらは作品の色合いも素敵で、センスにあふれていて本作とは違う印象です。
ちなみに本作は珍しいスイス作品ですが、フランス作品やイタリア作品とは違う印象で、ドイツ色が強い感じがします。
普段あまり映画を観ない方にとっては、この時間を他の作品の鑑賞にあてた方がいいように思います。年間で数百観るような方には本作を鑑賞歴の一本に加えていただき、是非感想をお聞きしたいところです。