エリザベス∞エクスペリメントの猫脳髄のレビュー・感想・評価

名作「エクス・マキナ」(2015)にグリム童話の「青ひげ」を足し込んだような作品。前半はえらく不自然な展開で、や、しまったと思わせるが、中盤以降の展開がなかなか面白い構成になっている。

マネキンのような容姿だがどうもスッカラカンな雰囲気から、後半にかけてシャキッとしていく主人公をアビー・リー・カーショウが好演している。

しかし、中弛みが散見されるのと、必然性に欠ける画面分割の多用、結局驚きのないラストと欠点は多い。アートディレクションは気に入った。