ナツキ

シエラ・バージェスはルーザーのナツキのレビュー・感想・評価

5.0
繊細であることを肯定してくれるスクールムービー!!!はあーーーーーーーーー!!!!!高校生の時に出会いたかった映画だなあと思うと同時にこんな映画を観ながら育つ今のティーンが羨ましいし時代は変わってるんだなあと嬉しくなった。

もうなーーシエラの気持ちわかりすぎてなーーーーー。大学に入ってから窮屈だったクラスがなくなって自分で一緒に過ごす人を選べて、好きなものと好きな人だけに囲まれて生きてこれたおかげで、だいぶ自尊心芽生えてきたしまじこんな世の中でちゃんと生きてるわたし天才じゃん?!?最強かよ?って毎日本気で思ってるけど、高校まで本当に生き辛かったな。

スクールカースト最上位ではもちろんないけど底辺でもなくて、何者にもなれない自分 in the 細くて可愛い子が性格関係なくちやほやされる世界。大袈裟かもだけど当時の私には生き辛さしかない。
今でも覚えてるのが、同学年の男子が可愛い女子ランキングみたいなんを作ってみんなでシェアして楽しんでたこと。今そんなん怒ったら全員苦しめ女子をモノ扱いするなわたしらはお前らを楽しませるために存在するんじゃないぞってブチ切れてネットにその男子たちの名前でも流すけど、そのときはそのことの気持ち悪さを上手く言葉にできなかったし、この世は顔面社会やって毎日嘆いてたなそういや。悲劇のヒロイン!

だからシエラの気持ちわかりすぎてなーーーーーーーーけどシエラは自分の内面を称えてくれる先生、両親、友達がいて幸せだなあと思った。

ノアセンティネオ、好きだった君へのラブレターのTHEスクールカースト最上位な役よりも、今回のスクールカースト最上位でありながらも繊細さを持ってて、こっち側の気持ちを理解してくれる役の方が似合ってるなあ。人間味。
ナツキ

ナツキ